2021-04-23 第204回国会 参議院 議院運営委員会 第23号
感染力が強く急変しやすいとされる変異株患者への対応として、それでよいのですか。お答えください。
感染力が強く急変しやすいとされる変異株患者への対応として、それでよいのですか。お答えください。
○正林政府参考人 インド株についてですけれども、まず、四月の十六日にWHOの定例会見で、インドから報告されている変異株、B1・617について、二か所の変異、これはEの484QとそれからLの452Rが確認されること、それから、昨年末にインド国内の二州で初めて確認されて以降、インド国内でこの変異株患者の割合が増加していること、また、一般的に、この二か所の変異が免疫、ワクチンの効果や感染性に影響を与える可能性
また、四月八日には、変異株患者の退院基準等について、最新の科学的な知見に基づき、従来株と同様の基準とする見直しを実施し、変異株に関する病床の負担軽減、宿泊療養を可能としたところであります。 引き続き、都道府県と緊密に連携しながら医療提供体制の確保に努めてまいります。 医師の働き方改革への取組についてお尋ねがありました。
まずは、変異株患者の退院の基準の策定についてです。 私の選挙区の兵庫県では、もう変異株の陽性率、陽性者に占める変異株患者の割合ですが、九三%にまで達しているということです。大阪なども非常に高いですし、関西でかなり広がっているんですが、これは決して地域的なところだけではなくて、今後全国的に広がっていく可能性というのは十分考えられると思います。
その結果、変異株患者は退院まで平均で大体三週間、中には一か月を超える人もいると。二回の陰性確認が必要だというのと、変異株がやっぱりなかなか抜けにくいという特徴があるということで、ベッドの回転率が悪くなり、病床が逼迫しているということです。
この背景には、変異株患者は、一度退院した後再度入院を求められることがございます。その後、二度のPCR検査を行って陰性にならなければ退院ができないということがございます。その結果、従来株の患者が一週間ほどなんですけれども、変異株患者につきましては約一か月間の入院期間になっていますので、病床を逼迫している状況なのです。